※前編をまだ読んでいない方は→ 翔子の最初のプレイ【前編】
大地の反応と翔子のいたずら
翔子の目がぱちくりと瞬く。思わず漏れる、小さな声。
「……なにこれ……」
布越しにでもわかる、あり得ないボリューム。翔子の目が止まる。
いたずら心が、ふつふつと湧いてくる。
翔子は軽く手を伸ばし、そっとその膨らみに手の甲を当てるようにして小さく弾ませた。
「うっ……」
大地が思わず声を漏らす。肩がびくんと揺れて、目が泳ぐ。
体を引きかけたが、すぐに動きを止めた。
翔子はその反応に、胸の奥がくすぐったくなるのを感じた。
少し唇を噛んで迷ったあと、わざと視線を外したまま、そっとささやく。
「……ほんとに、わたしで……こうなってるの?」
声は小さいけれど、確かに熱を帯びていた。
翔子はそっと手を引いていたが、無意識のうちにまた手を伸ばしてしまう。
ツン、ツン……軽くなぞるようにもう一度。
そして――気づいたら、手が自然にその膨らみを包んでいた。
「……うわ、すご……。太いし、長いし……しかも重い……」
口では冷静に言いながらも、手のひらの温度がじわっと上がっていく。
「ほんとに、すごいね……。ここまでなってるなんて」
そっと手を添えて、ちょっとだけ圧をかけてみる。
びくっ――大地の腰がわずかに浮く。
翔子は微笑む。楽しそうに、でもちょっと意地悪そうに。
「……ねぇ、大地くん」
親指をすべらせ、指の腹でゆっくりと隆起の先端をなぞる。
布越しにもはっきりと感じ取れる、その輪郭と熱。
「これ……ほんとに、すごいよ?」
驚きと高揚感がないまぜになった声が、自分の口からこぼれたことに、翔子は少し戸惑った。
片手で包もうとしても、その半分ほどしか隠れない。
思わず指を開き直し、もう片方の手を添える。
翔子は、その規格外の大きさをまじまじと見つめた。
ズボン越しでも十分にわかる、異様な太さと長さ――そして硬さ。
「ねぇ、大地くん……ちょっとだけ、見せて?」
「えっ……い、いや……それは……」
「だめ?」
「……恥ずかしいです……無理です……」
大地はうつむいたまま、耳まで真っ赤に染まり、喉の奥でかすかに息を震わせていた。
手の中の確かな硬さとは裏腹に、その心は頼りなく揺れている。
翔子は、その姿をどこか愛おしげに見つめた。
少し首を傾けて、大地の顔をじっと見上げる。その瞳はまっすぐで、どこか切なげだった。
「……お願い、大地くん。見せて」
翔子はまっすぐに目を合わせながら、そっとズボン越しに“先っぽ”を包み込む。
(見たい……どうしても)
その想いが瞳ににじんでいたのか、
それとも先ほど触れた感触が残っていたのか、
大地の太ももが、再びぴくりと反応した。
「……形も、太さも……さっきからずっと気になっちゃって」
ちょっとだけ前のめりになって、視線だけを上げる。
「ねぇ、大地くん……お願い。見せてくれる? 少しだけでいいの」
返事の代わりに、俯いたままの大地が肩をわずかに震わせた。
「……じゃあ……すこしだけ、なら……」
か細くて、震えた声。
そのままおそるおそる、ズボンのゴムに手をかけようとするけど――
「……あの……やっぱ……」
手が止まって、膝の上で固まる。
翔子はため息交じりに笑うと、
その笑みに少しの優しさと、ほんのわずかな焦れったさをにじませながら、
ちらりと大地の様子をうかがった。
彼が困ったように視線を落とし、膝の上で固まったままの手を見つめている。
翔子は一拍置き、小さく囁いた。
「……貸して。あたしがやる」
そう言って、翔子はズボンの布地に指をかけた。
指先がゴムをめくり、手のひらを中へと差し入れる。
(……あ、あった)
布の内側に包まれていたそれは、すでに熱く、硬く、存在を主張していた。
指を滑らせて根元を探り、ゆっくりと、慎重に、それを引き出す。
「……っ」
翔子の手の中に現れたそれは、驚くほど大きくて、重かった。
思わず息を呑み、手がわずかに震えた。
太く、長く、皮膚は張り詰め、脈打つようにわずかに動いている。
根元から先端へかけて、しっかりと反り返り、亀頭はきれいな半球を描いていた。
(……これ……ほんとに、大地くんの?)
翔子の目が、すうっと見開かれた。
彼女の手にすっぽり収まりきらないほどのサイズ。
中指と親指で円を作っても、その周囲に余る肉の厚み。
平常心でいるのが難しいほどの“異物感”。
「……うそ……」
思わず呟いた声に、色気はなかった。
けれどその目は――見とれて、完全に釘付けになっていた。
「……ね、大地くん……これ、さっきより大きくなってない……?」
そう囁きながら、翔子の指がゆっくりと動くと、
その奥でピクリと応えた。手をそっと動かすと、中でピクリと反応した。
翔子の喉が、小さく鳴った。
翔子は、自分の手の中に収まったそれを、そっと撫でながら、
まるで初めて見るもののように見つめていた。
巨根への興味と、視線の熱
ぴく、ぴく……と、わずかに震える熱の塊。
彼女の指先に脈打つたびに、その大きさと存在感がじわじわと伝わってくる。
「……ほんとに……すごいね、これ……」
思わずつぶやいた声は、誰に向けたものでもなかった。
驚きと、そして……どうしようもないほどの好奇心。
翔子は手をゆっくり上下に動かしてみた。
大地の身体がびくんと震え、呼吸が乱れる。
「ねぇ、大地くん……」
その声には、さっきまでの遠慮がなかった。
笑いを含んだような、でもどこか熱を帯びた声音。
「嫌だったら、無理にはしないからね」
ふっと言葉を抑え、翔子は大地の反応を探るように視線を向けた。
でも、手の動きは止めなかった。むしろ、ほんの少し力がこもった。
「……でも、ここまできたらさ――」
いたずらっぽく笑って、目を細める。
「スッキリ……したくない?」
耳元でささやくような声。
からかってるようで、でもどこか本気。
ほんの一瞬、翔子の指が止まりかけた。
期待と、緊張と、それでも進みたいという思いが胸の奥で交錯する。
「……わたし、ちょっと……興味あるかも」
視線は逸らさない。
翔子の瞳はまっすぐに大地をとらえ、
微かに揺れるまつ毛の奥に、どこか決意めいた光が宿っていた。
唇の端がわずかに持ち上がり、
そのまま大地の顔をじっと見つめながら囁いた。
「出るとこ、見てみたいなって……」
沈黙。
大地は顔を真っ赤にしていた。
けれど、拒絶の言葉は、どこからも聞こえなかった。
翔子はゆっくりと息を吐くと、
膨らみきったそれを包み込む手に、もう少しだけ熱を込めた。
「……ね、大地くん。……少しだけ、感じてみない?」
声は優しく、そっと背中を押すような響きだった。
自分の手の中で、熱を帯びた大地の欲望が、かすかに脈打っているのを感じた。
それを、見て、触れて、感じていることが、
ほんの少しだけ、背筋をぞくりと震わせた。
翔子の手による“初めてのプレイ”
翔子の手は、ゆっくりと動き始めた。
布越しのときとは違う。
直に触れている分、熱が、重さが、脈動が――すべて掌に生々しく伝わってくる。
「……大地くん、力抜いてていいよ」
囁くような声。
翔子は指先で優しく根元を撫で、張り詰めた亀頭めがけてそっと唾液を垂らした。
それを見た瞬間、大地の思考は一瞬だけ止まった。
自分のものに、あの翔子さんが――唾液を垂らしている。
恥ずかしさと熱に喉が詰まりそうになる。けれど、目を逸らすことはできなかった。
そのわずかな湿り気が、熱とともに彼の欲望を包み込み、艶やかに輝かせた。
手のひらは根元を包み、指先は優しく、そして確かに上下に滑らせる。
「うん……反応してるね。やっぱり素直なんだ」
恥ずかしさに肩をすぼめている大地。
それでも体は正直だった。
触れるたび、先端が跳ね、根元が熱を増していく。
翔子はその動きを感じながら、さらにリズムを整えるように手を早めた。
「……ねぇ、どう? 気持ちいい?」
応えはなかった。
でも、手の中でどくんと跳ねたそれが、すべてを物語っていた。
「……そっか。うん、よかった……」
そのままのリズムで、少しずつ――
いや、明らかに“高まっていく”のを感じながら、翔子は視線を逸らさずに続ける。
「……もう、いきそう?」
わずかに震えた大地の唇が、小さく動いた。
「……翔子さん、もう……出そうです……」
その声はかすれていたが、必死にこらえていた感情が滲み出ていた。
翔子は、その瞬間を逃さないように――
張り詰めた亀頭を見つめながら、根元から一気にしごき上げる。
「……いいよ、出して。いっぱい……見せて」
ほとばしる射精と、翔子の驚き
そのひと言で、大地の身体がビクッと大きく跳ねた。
そして――
翔子の手の中で、大地のペニスがぐっと硬さを増し、
一瞬だけ脈打つ動きが強まった。
張り詰めた先端が僅かに跳ね上がったかと思うと、
「……あっ、……!」
翔子の目の前で、それは弾けるように飛び出した。
白く、勢いよく、空中を描くように放たれる精液。
1度、2度、3度……
ペニスはまるで自らの意思を持ったかのように脈打ち、
根元から大きく波打つような動きとともに、
翔子の胸元へと精液を何度も力強く噴き上げた。
その勢いと量は圧倒的で、柔らかな布地に熱を叩きつけた。
その熱と重さに、翔子は思わずまばたきを忘れていた。
「……こんなの、初めて……」
その呟きには、驚きと、そして明らかな喜びが混ざっていた。
(……こんなに……秀斗とは比べ物にならない)
翔子は息を止めたまま、その光景をじっと見つめていた。
「……すご……」
思わず出たその声には、驚きと、そして――
ほんの少し、嬉しさも混ざっていた。
翔子は手を止めたまま、しばらく動けなかった。
感触と光景が、思った以上に彼女の心を揺らしていた。
驚き、戸惑い、そしてどこか誇らしさのようなものが入り混じった感情が、
胸の内を静かに波立たせていた。
自分の指のあいだから、粘度のある白濁がゆっくりと滴り落ちている。
その熱と重さが、まだ手のひらに残っていた。
(……これが、大地くんの……)
視線を落とす。
さっきまでその中で脈打っていたものは、
いま少しだけ力を失い、けれどまだ大きく存在していた。
翔子はゆっくりと息を吐いた。
どこか深く、身体の奥から出てきた吐息だった。
肩が小刻みに動いているのは、まだ呼吸が整っていないからか、
それとも――
(……緊張、してたんだよね)
翔子はそっと立ち上がり、もう一度しゃがみ込むと、
しぼんだ亀頭にそっと口づけた。
そのあと、丁寧にティッシュを取り、
手元と大地の先端を優しく拭っていく。
その動きは、どこか日常の延長のようでもあった。
けれど翔子の胸の奥では、小さな何かが静かにずれ始めていた。
「……ちょっとだけ、着替えてくるね」
そう言って寝室へ向かいながら、翔子は自分の胸に手を当てた。
(……なんだろう、これ)
どこか、胸の奥がざわざわしている。
興奮とも、罪悪感とも、名前のつかない感情。
でも――不快ではなかった。
むしろ少し、嬉しかった。
(わたし、今……この子を“ひとりの男”として見てたのかも)
大地が帰ったあとの夫婦の会話
玄関の扉が閉まる音がして、しばらくしてから、静かなリビングに戻った翔子。
秀斗はまだソファに座ったまま、グラスを傾けていた。
「送っていったの?」
「うん、駅まで。……なんか、ちょっと震えてたかも」
「だろうね」
翔子は秀斗の隣に座ると、クッションを抱きながらふうっと息を吐いた。
「……見てた?」
「うん。見た」
少しの沈黙。けれど、それは重くはなかった。
「どうだった……?」
秀斗はグラスを置いて、翔子の手をとった。
「……ありがとう。すごく良かった。
翔子が自然で、楽しそうで、俺……嫉妬っていうより、安心した」
翔子は小さく笑って、頷いた。
「……よかった。あたしも……なんか、不思議な気持ちだったけど、嫌じゃなかった」
「うん。無理してなかったの、わかった」
秀斗は一息ついて、少しだけ顔をしかめるようにして呟いた。
「ていうか……あいつのアレ、バカでかくなかった?」
翔子は吹き出しそうになって、慌ててクッションを抱き直す。
「ちょっと……何言ってんの」
「いや、ほんと。俺、あんなの見たことない」
翔子は視線をそらしながら、口元に微かな笑みを浮かべた。
「……たしかに、びっくりした。手に収まらないくらいだったもん」
「なあ……正直なとこ、どうだった?」
翔子は少しだけ頬を赤らめてから、ぽつりと答えた。
「……すごかった。勢いも、量も……ちょっとびっくりした」
秀斗は笑いながら、グラスをもう一度口に運んだ。
「だよな。でも、そうやって翔子が驚いてるの見るのも……悪くなかった……
あんなデカいのが入ったら、どうなるんだろうな」
翔子は一瞬たじろいだが、すぐに視線を落として小さく笑った。
「うーん……さすがに大地君とそうなることはないと思うけど。
でも、ちょっとだけ……想像は、した」
秀斗は吹き出しそうになって、グラスを置いた。
「おいおい、正直すぎるって」
翔子は頬を赤らめながら、照れ隠しのようにクッションを抱きしめた。
翔子は少し恥ずかしそうに笑いながら、指先を秀斗の手の甲に滑らせる。
「……ねぇ、もし次があるなら……もうちょっと、してもいい?」
秀斗の目が細くなる。
「翔子が、したいなら」
翔子はグラスに残ったワインを一口飲んで、静かに頷いた。
「うん……ちょっとだけ、ね」
静かな時間のなかで、二人はゆっくりと顔を近づけた。
唇が重なると、そのぬくもりに呼応するように、翔子の指がそっと秀斗の肩に添えられる。
キスは次第に深まり、ふたりの体温も高まっていく。
やがて照明が落ち、残されたのは微かな吐息と、寄り添う影だけだった。
夜は、静かに、けれど確かに熱を帯びていった。
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